ミライ発酵本舗SHIP
は何処へ
~天の時・地の利・人の和~
ミライ発酵本舗㈱代表取締役
高田 清太郎
長いときの流れの中で小さなせせらぎが集まり、やがて大河のうねりをつくる。
緩急流もあり、時に淀みに立ち寄り津をつくってきた。
私達はその大きな流れの中に置かれている。
摂田屋地区がかつて隆々としながらも時と共に疲労感を拭えないのも
決して特殊なことではなく、むしろ時の流れで最も一般的な現象でもある。
この地域の持っているエネルギーを再生することは
時代の流れを見る上でとても重要な事である。
まだ見ぬ新しいことだけでなく見てきたこと・経験してきたことだからである。
――これは大きな財産でもある。
何よりも、そこに寄り添う地域の人たち・人々がいることである。
地元民が喜び、
そこにやってくる人たちがその喜びに共感・共鳴することが大切。
やがて遠くの方々もその噂を聞いてやってくる。
“近者悦、遠者来”(出来たら住まってほしい)
住民誰もが誇りを持てる街にしたい。
決定的な天の時は、2018年03月に
長岡市がサフラン酒本舗の敷地を購入したこと(建築物は寄贈を受ける)である。
ここを舞台の中心に、
醸造のまち摂田屋はじめ長岡市の観光資源を発信し
地場産業の発展と文化の再興の拠点にして行こうというものである。
まさに“摂田屋ルネッサンス”運動でもある。
もともとこの地の持っているポテンシャルは高いものがある。
もう一度、これからの時代ニーズに合わせて全開し、
単なる再生(リノベーション)ではない。
摂田屋の資産を蘇生(リボーン)する。
出来たものではなく、完成するまでのプロセス(物語)を見ながら成長する。
メタモルフォーゼ(羽化)するサフラン酒本舗の復活を見ていただきたい。
ここは単なる観光地ではない。
今までの歴史を知り、これからのミライのくらしのプロセスを学ぶ、
寄り添う街づくり。
私たちは事を起こすときには、
生活者と計画者の両方の視点から考察する必要に迫られる。
“発酵暮らし”は生活者の視点・立場からつくられる。
言い換えれば、「摂田屋発酵ミュージアム」と位置づけ
「コトとモノとヒト」が「まざる,つながる、うまれる」を合言葉に
「フツフツと発酵する感動物語」を創ることが私たちの目的でもある!
ミライ発酵本舗株式会社の羅針盤(ミラコン)として、3本の旗を掲げることにします!
発酵醸造文化
長岡市からの業務委託事業のより高いレベルへの遂行!
旧機那サフラン酒本舗の管理運営・観光情報発信!
地元の食文化の継承と発酵食の新提案。
発酵暮らしデザイン
未来発酵研究所(長岡技術科学大学小笠原研究室)と連携し
純粋な発酵学を極めながら発酵を身近になるように啓蒙しながら、
長岡造形大学ともチームを組み産学共同で新しい商品開発に臨みたい。
摂田屋創生
エリア・コミュニティーデザイン力を発揮
産業と文化の両輪のリボーン。空き家活用プロジェクトと起業家支援。
地域の持つ社会問題(少子高齢化・人口減少・承継)を解決することで
魅力ある街づくりを考えている。
これは、摂田屋に暮らす私たちが
誇りをもって暮らすためのプロジェクトです。